ウェブ解析士の難易度は?絶対合格したい人のための勉強方法と必要な時間を講師が解説

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いざウェブ解析士を受けたいとなっても、気になるのは試験の難易度ですよね。
安くない受験料を払うのであれば、やっぱり絶対に合格したいもの。
どれくらい勉強すれば合格できるのか、難易度はどれくらいなのかや、効率的な勉強方法をウェブ解析士講師の私が解説していきますね。


この記事で分かること

・ウェブ解析士試験の難易度と実際に出題される問題の傾向
・絶対合格したい人のための、効率の良い勉強方法
・ウェブ解析士に合格するまでの勉強時間


ウェブ解析士試験の難易度は?実際の問題を見ながら解説

ウェブ解析士の試験問題は、2023年にガラッと変わりました。

試験の難易度は、きちんと勉強できていれば合格率は高い、という情報があります。(2023年3月の合格率は95%です!)

どのように変わったかは以下の記事で紹介しています。



ウェブ業界で働いている方も、未経験やこれから学んでいく方も、公式テキストや問題集、講座でしっかり勉強すれば、合格できるような仕組みになっています。

ウェブ解析士の試験で実際に出題される問題のサンプル

実際にどのような問題が出るのか、気になりますよね。

実は、ウェブ解析士の問題集で確認できるんです


問題集は、実際の試験にかなり近い形となっています。

どんな問題が出題されているかを見てみましょう。

あなたは、とある企業のウェブサイトの管理者に抜擢されました。しかし、経験、知見が足りないため、インターネットの基礎から学習を開始しました。その過程でインターネットが社会に与える影響も学びました。インターネットが社会に与える影響を解説する文章として、最も適切なものを選びなさい。

1.     Airbnb、Uber、Grabなどユーザー自身が情報源となり、積極的にメディアを活用し共有する経済下では、ユーザーに感動体験を提供し、エンゲージメント(絆)を作ることが重要である。

2.     インターネット普及後の世代は、その人の生まれた世代によって価値観に違いが生じており、世代別にジェネレーションX、ジェネレーションS、ジェネレーションZに分ける定義がある。

3.     アジア・アフリカでは、パソコンでの利用が前提のサービスが多くあるが、欧米では、スマートフォンでの利用が前提となるサービスが多く、ソーシャルメディア中心になっている。

4.     中国では、GoogleやFacebook,Youtubeなどのサービスはすべて利用できる。

Reference:1-1-1 インターネットが社会に与える影響

 ウェブ解析士公式問題集より

どれが正しい答えか分かりましたか?

正解は「1」です。

ウェブ解析士の公式テキストを読んでいない方は、なぜこれが正解なのか、他の選択肢でない理由は何かが理解しにくいかもしれません。

この問題を判断する内容は、ウェブ解析士公式テキストに書かれています。

問題の下の方に

 Reference:1-1-1 インターネットが社会に与える影響

と書かれていますが、これは、テキストの「1-1-1」の章に、問題のヒントとなる情報が掲載されているということです。

もちろん、問題集にはきちんと解説が書かれてあり、なぜ1が正解なのか、2、3、4はなぜ誤りなのかも分かるようになっています。

試し読みに解説まで書かれてあるので、気になる方は確認してみてくださいね。解説やテキスをををよく読んでいくと、なぜその回答になったのかが理解できるようになります。


ウェブ解析士試験をうまく乗り切るコツは、公式テキストの使い方

ウェブ解析士の試験問題は、公式テキストの内容から出題されます。

そのため、テキストをよく理解し、問題の出され方や解き方のコツを理解すれば、合格できるようになります。


とはいえ、テキストの内容は膨大なので、すべてを覚えておくのは大変そう、と思いますよね。

安心してください。実際の試験では、テキストは持ち込み可能なのです。

問題で分からないことがあった場合は、テキストを確認して回答することができます。きちんと問題文を理解し、テキストのどの部分にヒントが書かれてあるかをスピーディーに見つけることができれば、正しい選択肢を選べます。

1問あたりの問題文や文章量は少し多めなので、読み間違いがないように、落ち着いて取り組みましょう。50問を120分かけて解けるので、1問あたり2分以上は時間があります。

それだと、
「公式テキストを持ち込めるんだから、勉強しなくても問題は解けるのでは?」
と思うかもしれません。

しかし、全く勉強しない状態で試験を受けた場合、その2分の間に450ページ以上もある公式テキストの中から必要な情報を探すのは、かなり難しいといえます。

テキストはよく読んで、最低限

  • 何がどこに書いてあるのか
  • 自分の苦手な分野はどこか

が分かっている状態にしておくことが大事ですね。

また、公式テキストには、必ずしも問題の解答がそのまま書かれているとは限りません。

回答する上で必要な情報は記載されていますが、それらの情報を理解して問題を解くということも求められます。 

問題集は、

  • 基礎問題編
  • 応用問題編

で構成されていて、応用問題編の方で、そういった問題のトレーニングもできるようになっています。

ちなみに、ウェブ解析士の問題集は、試験内容にあわせて毎年改訂されます。

2022年以前の問題集は、2023年版とは全く違うものになっていますので、かならず試験を受験する年の問題集で学びましょう。


絶対合格したい人のための、効率よくウェブ解析士を勉強する方法

ウェブ解析士講師の私がおすすめする、効率的に試験対策ができる勉強法についての解説です!

ウェブ解析士の勉強に必要なもの

まずは必要なもの(本・講座)はこちら。

問題集や講座は必ずしも必要ではありませんが、絶対合格したい場合はぜひ利用しましょう。

それでは、いよいよ勉強方法について解説していきますね。
ウェブ解析士認定講座を受ける場合と、自力で合格を目指す場合の2パターンを紹介したいと思います。

ウェブ解析士認定講座を受ける場合

  1. 公式テキストの内容をざっと読んでおく。理解できないところがあればメモしておく
  2. 問題集の問題を、いくつか解いておく
  3. ウェブ解析士認定講座に参加する。試験対策や問題の解き方について教えてくれます。ここで分からないところなども質問できます
  4. 問題集の、基礎問題の1章だけを解く→間違えた箇所、理解不足の箇所をテキストで復習
  5. 問題集の、応用問題の1章だけを解く→不安な箇所は再度公式テキストで確認
  6. ある程度正答率があれば次の章に。8章まで繰り返し
  7. 余裕があれば、試験直前に1〜8章までの問題を再度さらっと解いておくと復習にもなります

自力で合格を目指す場合

  1. 公式テキスト1〜8章のうち、まず1章だけを読む
    完璧に覚えたり、理解できなくてもかまいません
  2. 問題集の、基礎問題の1章を解く→間違えた箇所、理解不足の箇所をテキストで復習
  3. 問題集の、応用問題の1章を解く→不安な箇所は再度公式テキストで確認
  4. ある程度正答率があれば次の章に。8章まで繰り返し
  5. 余裕があれば、試験直前に1〜8章までの問題を再度さらっと解いておくと復習にもなります。

ウェブ解析士公式テキストの内容は、1〜8章まであり、それぞれの章で内容がかなり異なってきます。
そのため、まず1つの章ずつ完全に理解していくのがオススメです。

もちろん、勉強方法は人によって効率的なやり方は異なってくると思いますので、少しずつ進めながら、自分にあった勉強方法を見つけてくださいね。


一つだけ注意!ウェブ解析士の試験には、実際にGA4のデータを見て回答する問題も出題されます 

ウェブ解析士の試験では、上で紹介した問題文を読んで回答するだけではなく、実際にGA4の画面を見て、ユーザー数などの数値やデータを見た上で回答する問題もいくつか出題されます。

しかし、ウェブ解析士の公式テキストには、GA4のデータの見方は詳しく解説されていません。

GA4での分析ができる方だと解ける問題ですが、GA4初心者の方や慣れていない方は、つまずいてしまうかもしれません。

その場合は、GA4の使い方も学習しておきましょう。

ウェブ解析士協会では、試験対策の講座のほかにもGoogleアナリティクス4講座が開催されています。GA4の使い方について学べるので、不安な場合はこちらの講座もおすすめです。

他にも、以下の本で勉強するのでも良いと思います。


どちらも大切なのは、実際にGA4の画面を触ってみて、自分のほしいデータはどの画面で確認できるかを把握できるようになることです。

ウェブ解析士に合格するには、どれくらいの勉強時間が必要?

ウェブ解析士に合格するためには、どれくらいの勉強が必要かも気になりますよね。

ウェブ解析士協会の公式サイトでは、以下のように紹介されています。

  • ウェブ業界経験者の場合:15〜30時間
  • ウェブ業界未経験者の場合:40〜60時間

例えば、40時間かかると見込んだ場合、平日に毎日1時間程度勉強すると40日=約2ヶ月かかります。

もちろん個人差はありますが、目安として考えてくださいね。

 ウェブ解析士試験には期限が!いつまでに学習を開始すればいい?

ウェブ解析士の試験は、基本的には毎年改訂されます。

そのため、今年公式テキストを購入した場合は、2023年の12月までに試験を受ける必要があります(申し込み締め切りは11月30日まで)

もし、今ウェブ業界未経験者であれば、余裕をもって8月頃までには学習を始めておきましょう!

ちなみに、2023年は試験が大幅に変わり、合格率がかなり高くなっています。来年にはまた難易度が上がってしまうかもしれないので、迷っている方は今年がチャンスですよ! 

万が一、試験に不合格だった場合でも再受験できます。
その場合は、不合格日から14日後に再受験できるようになります。

2回試験を受ける(1回不合格になってしまう)スケジュールで考えると、もう1,2ヶ月ほど早めに学習を開始した方が良いですね。

試験スケジュールは、ウェブ解析士認定試験のページに詳しく掲載されています。

受験までの流れや試験の申し込み方法については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせて読んでみてください。



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ウェブ解析士マスター /上級SNSマネージャー/ a-blog cmsエバンジェリスト

香川県生まれ。1998年からウェブ制作に取り組む。制作会社にて企業・ECサイトのデザイン、ディレクション、CMS構築等を担当後、2015年7月に独立。

デジタルマーケティング・ウェブコンサルティング、UI、UX設計を主軸に戦略から考えるウェブサイト設計・構築を行う。

趣味は和太鼓演奏。香川県三豊市で活動する「和太鼓集団 響屋」メンバー。実家の桃農家も手伝う兼業農家。

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