【初心者向け】GA4導入時の初期設定チェックリスト。年齢・性別取得やコンバージョン、パラメータ除外も漏らさないスプレッドシート付き
2022年07月18日(月)
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GA4を入れただけでは取得できるデータが限られる
2023年7月からUAが使えなくなるため、Googleアナリティクス4を導入された方も多いと思います。
ただ、ちょっと待ってください。
ここで少し注意したいのが、Googleアナリティクス4を導入した際、単にGA4のタグを入れてGTMで設定しただけでは思ったようにデータが取れない場合がある、ということです。
例えば、
- 「探索」レポートでは2ヶ月分しかデータが取れない
- 年齢や性別データが取得できない
などです。
もちろん、UAの時にも設定が必要だった、
- コンバージョン設定
- クロスドメイン設定
- 参照元除外設定
- クエリパラメータの除外設定
- Google広告やサーチコンソールとの連携
などは、GA4でも同様に設定が必要になります。
ここまで見ても、GA4を導入する時に、本当に沢山の設定が必要だということが分かりますね。
一つでも見落とすと、いざ分析をしようとした時に
「あのデータが取れていない」
「データがバラバラで合算が面倒」
など、支障が出てきてしまいます。
そこで、あとから分析する時に困らないように、GA4を導入した際の初期設定チェックリストを作成しました。
めちゃくちゃ細かい設定までは掲載していませんが、通常のウェブサイトの計測に必要なチェック項目を記載しています。
設定が必須のものもありますが、サイトによっては不要なものもありますので、自サイトの環境にあわせてチェックしていただけたらと思います。
GA4初期設定チェックリスト
チェック | 内容 | 設定方法 | メモ |
---|---|---|---|
□ | 拡張計測機能をONに | [管理]→[データストリーム]画面の「拡張計測機能」 | デフォルトで「ON」になっている |
□ | データ保持期間を14ヶ月に | [管理]→[データ設定]→[データ保持] | 設定必須。デフォルトでは、探索機能で使えるデータが2ヶ月分 |
□ | 年齢・性別・インタレストカテゴリ取得設定(Googleシグナル) | [管理]→[データ設定]→[データ収集] | |
□ | 不要なURLクエリパラメータ除去 | GTMで設定 | GTMのカスタムテンプレートで「blacklist」が選択されているかを確認 |
□ | クロスドメイン設定 | [管理]→[データストリーム]→[タグ付けの詳細設定] | サブドメインの場合は設定不要 |
□ | フィルタを適用していない予備プロパティを作成 | フィルタを適用する場合は必要。万が一フィルタ設定をミスしたときに、予備プロパティでデータを取得できるように | |
□ | 関係者アクセス除外(フィルタ使用) | [管理]→[データストリーム]→[タグ付けの詳細設定] のあと[管理]→[データ設定]→[データフィルタ] | IPアドレスで除外する場合。 |
□ | 参照元除外設定 | [管理]→[データストリーム]→[タグ付けの詳細設定] | |
□ | アトリビューション設定 | [管理]→[アトリビューション]画面 | デフォルトで、推奨の「データドリブン」になっている |
□ | コンバージョン設定 | [設定]→[イベント]のあと、[設定]→[コンバージョン] | ページ到達がコンバージョンの場合、条件に「event_name」「page_location」の二つが指定されているか。一つだけだと他イベントも計測される |
□ | eコマース設定 | ||
□ | SearchConsoleとの連携 | [管理]→[Search Consoleのリンク] | |
□ | Google広告との連携 | [管理]→[Google広告のリンク] | |
□ | BigQueryとリンク | ||
□ | カスタムディメンション設定 | ||
□ | 仮想URL計測設定 | ||
□ | プロパティにアクセスできるユーザーを追加 |
チェックリストダウンロードはこちら
上記のチェックリストをスプレッドシートで閲覧できるようにしています。
ダウンロードもできますので、ご自身に合ったリストにカスタマイズしてご利用いただけます。